技能実習制度とは、配属先企業での実習を通じて技術を修得し、母国の発展に寄与することを目的としています。
そのことに担保するため、受入れ企業様では技能実習責任者に加えて「技能実習指導員」と「生活指導員」を選任することが法務省令で定められています。
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この二つの指導員という役割は、技能実習生が日本で実習を行なう上で、そして日本で生活していく上で重要な役割を果たしています。それぞれの役割と、選任できる要件について見ていきましょう。
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【技能実習制度の心得】
- この資料でわかること
- 技能実習責任者とは?
- 技能実習指導員とは?
- 生活指導員とは?
- 選任のタイミング
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「技能実習指導員」なんのため?
技能実習生と実習現場で直接顔を合わせる技能実習指導員には、技能実習生が技術を修得するための指導が求められます。
※関連情報:技能実習指導員とは?役割と選任のポイントを解説
技能実習指導員を選任する目的
技能実習指導員は、技能実習生が実習を通じて技術を修得できるよう指導することと、現場の安全を確認し技能実習生が効果的に実習を行なえるよう管理することを目的として選任します。
技能修得の支援のため、そして実習現場の安全確認のために、技能実習生と常に同じ現場にいることが求められます。
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技能実習指導員の就任条件
技能実習指導員は技能実習の現場で技能実習生を直接指導する必要があるため、その技能について、少なくとも5年以上の経験が必要です。
- 1、技能実習法第10条第1号から第7号まで又は第9号のいずれかに該当する者
- 2、過去5年以内に出入国又は労働に関する法令に関し不正又は著しく不当な行為をした者
- 3、未成年者
以上に該当するものは就任することができません。
「生活指導員」なんのため?
生活指導員は、特に技能実習生の日常生活上の指導を行なうために選任されます。
※関連情報:技能実習生の生活指導員とは?役割と事例を解説
生活指導員を選任する目的
生活指導員は、技能実習生の生活上の留意点を指導する目的で選任します。技能実習生の生活状況を把握し、実習に関わらない部分でも相談に乗るなどして問題の発生を未然に防止することが求められます。
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生活指導員の就任条件
生活指導員は実習をおこなう事業所に所属するもののうち、技能実習指導員同様、以下の欠陥事由に該当しない者の中から1名以上を選任します。
- 1、技能実習法第10条第1号から第7号まで又は第9号のいずれかに該当する者
- 2、過去5年以内に出入国又は労働に関する法令に関し不正又は著しく不当な行為をした者
- 3、未成年者
技能実習生の日常生活のサポートを、監理団体と協力して行なうのが生活指導員の役割です。
まとめ
技能実習指導員、生活指導員は、技能実習生が実習を行ない日本で生活していく上で重要な役割を果たしています。しっかり適任者を選任し、監理団体と協力しながら技能実習の成功を目指しましょう。
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