国の方針である「健康保険証とマイナンバーカードの一本化(以下、マイナ保険証)」により、従来の健康保険証の新規発行は2024年12月2日に終了します。そしてこの制度変更の影響は技能実習生にも及びます。
※関連情報:技能実習制度とは?
制度の切り替わりに当たり、技能実習生を受け入れている企業様は、どのような変更があるのか、注意すべき点はどこか、事前に確認しておきましょう。
技能実習関連の法律がよくわかる
無料ダウンロード資料
【実習実施者が知っておくべき法律の話】
- この資料でわかること
- 労働安全衛生法
- 労働基準法
- 技能実習制度の厳罰化
- 法令違反の事例
エヌ・ビー・シー協同組合のサポート内容が分かる資料をダウンロードする
※個人情報入力の必要はありません。自動でダウンロードされます。
マイナ保険証への移行について
様々な情報の集約とわたしたちの生活の利便性向上のために、従来の健康保険証は廃止となり、マイナンバーカードが健康保険証となります。
どのような変更があるのか見てみましょう。
発行済み健康保険証について
現在発行済みの健康保険証の有効期限は2025年12月1日です。それ以降はマイナンバーカードと紐付いた「マイナ保険証」が健康保険証となります。
マイナンバーカードと健康保険証の紐付けができていない場合は、2025年9月頃から保険会社より「資格確認証」が発行され、健康保険証の代わりとして使用できます。資格確認証の有効期限は4年から5年とされています。
新規の健康保険証について
現行の健康保険証の新規発行は2024年12月1日をもって終了し、それ以降はマイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」が導入されます。
マイナ保険証導入で最も気を付けるべき点は、「マイナンバーカードには有効期限がある」ということです。日本人は10年、外国人は在留期限がマイナンバーカードの有効期限となっているため、更新が必要となります。
技能実習生がマイナ保険証を利用する場合の注意点
技能実習生もマイナ保険証に切り替わります。2024年12月2日以降に入国する技能実習生は、基本的にマイナ保険証を手にすることになります。
⇒各国語のマイナンバーカードの交付申請書はこちらからダウンロードできます
技能実習生にとって最も気を付けるべき点は、わたしたちと同様「マイナンバーカードには有効期限がある」ということです。外国人のマイナンバーカードの有効期限は在留カードと同じとされているため、在留カードの更新と同じタイミングで更新する必要があります。
現在の健康保険証は更新の必要がないため、ここが最も大きな変更点といえます。企業の担当者様は「在留カードの更新のタイミングでマイナンバーカードも更新する」ということを忘れないようにしましょう。
技能実習生のマイナンバーカードについて、分からない点がありましたらお問い合わせください。
⇒技能実習生のマイナンバーカードについて聞いてみる
有効期限が切れた場合は有償で再交付
もしもマイナンバーの有効期限が切れた場合、再交付は有償となります。ただし有効期限までに在留資格変更・更新の許可が下りなかった場合は、特例措置としてマイナンバーカードの有効期限が2か月延長されます。
まとめ
マイナ保険証の導入により様々なサービスを便利に受けられるようになりますが、受入れ企業様では、技能実習生のマイナンバーカードと健康保険証の紐付けを確実に行うよう、また在留資格の更新時期に合わせてマイナンバーカード更新の手続きを忘れずに行うようご留意ください。
その他運用方法など気になる点がありましたらお気軽にお問い合わせください。
⇒気になるポイントについて聞いてみる
【出入国在留管理庁:マイナンバーカードを作って、便利に生活しましょう!】
【厚生労働省:マイナンバーカードの健康保険証利用について】
【デジタル庁:マイナンバーカードの健康保険証利用】
【全国健康保険協会:健康保険証とマイナンバーカードの一体化(マイナ保険証)に関する制度説明資料】